至仏山スキー山行 99/05/05


【日時】1999年5月3日〜5月5日

【メンバー】 腹ペコ山男、ナウシカ

【山行のメニュー】

行程
朝ごはん
昼ごはん 夕ごはん
松本アルプス公園-片品温泉(旅館みよしの) おにぎりパック
おでん(ローソン)
スパゲティ
(沼田のサティ)
旅館で満腹!
現地で確認してくれ
鳩待峠-山の鼻 旅館で満腹!
こごみがグッド!
ベビスタラーメン
フレンドベーカリ
NEWクリームシチュー
フランスパン
山の鼻-尾瀬が原 ネギラーメン1.5P カロリーメイト
ビスコ1/2
NEWまーぼ雑炊
山の鼻-至仏山-山の鼻-鳩待峠ー片品温泉(旅館千代田館) ネギラーメン1.5P NEWクリームシチュー
フランスパン
旅館で無理をお願いして作ってもらった。満足。
<その他持参した食料>
紅茶・グリーンティ・練乳・レモン汁・日本茶・お茶漬けの素・予備食(ラーメン、α米)カップスープの素

NEWクリームシチュー 作り方 評価
沸騰した湯に玉ねぎ1個とソーセージをほうり込む。その後、クリームシチューの素を1/2入れてよくかき混ぜる。最後ににアスパラガスを入れ、やわらかくなったらチーズを細かくちぎっていれる。チーズが溶けてきたら出来上がりだ。 白馬山行ではルーとサラミのみの単純なものであったが、今回は行動距離が短いので具の研究を試みた。今回は野菜としてははじめてアスパラガスを使用してみたが見た目が美しいし、歯ごたえがあるので「食べてる〜」と感激出来るほどである。ただし夏場はどれくらい持つかは不明。
NEWマーボ雑炊 作り方 評価
沸騰した湯にα米としいたけ、にんじんの乾燥野菜を入れ、芯が取れてきたらを縦に細く刻んだネギをほうりこむ。その後、ソーセージとマーボ春雨の素を入れ、最後に春雨をいれやわらかくなったら出来上がり。 新たな野菜の可能性を求めてネギと乾燥野菜を使用してみた。縦に刻んだねぎの食感はなんとも新鮮であった。これはこれからは欠かせぬ一品となりそうだ。
しかし乾燥野菜はやはり見かけは立派になるものの味はやはり「乾燥」の域を脱しなかった。
ネギラーメン 作り方 評価
Mちゃんの「昔ながらの中華そば」を茹でて、最後ににネギを縦に細く刻んだものも入れて一煮立ちしたら出来上がり。 朝のラーメンについてはこれまでいろいろな具を投入して試してきたが今回のネギは当たりであった。
輪切りにするよりも、縦に細く刻んだほうがネギを薬味というよりも野菜としてたべることができたのは発見であった。食料の持参が制限される山行では食材の切り方を変えるだけでバリエーションをたのしめることが今回の収穫であった。



【山行日記】
<5/2>
トンカツとカレーの店「たくま」で栄養補給をし、N村氏を松本駅へ送った。さすがに連休まっただなかだけあって松本駅はひと、ひと ひと。いっぱいだあ。今日のお宿をさがそうと思い、観光案内所にいってみるとなんと行列ができているではないか!明日の朝4時半に今度はKと松本駅で落ち合う予定になっていたので今晩は宿泊りをあきらめてアルプス公園で車中泊することにした。アルプス公園は松本市内と北アルプスが望める展望が最高な公園だが、夜は松本の不良(古い!)の集合場所に変身する。囲まれないか心配であったが、そのうちウトウトしてきて気が付いたら寝てしまった。

<5/3>
4:30に松本駅にKを迎えに行く。朝はやいので昨日のような渋滞はない。そのまま高速に乗って沼田まで移動し、本日中に尾瀬に入山する予定であったが、Kはなんとシュラフがないので購入しなければならないと言う。なんてこった。そこで前橋で降りて登山店、釣り具店、ホームセンタを探すことにする。せっかく朝早く松本を出発したのにシュラフを購入した昼過ぎには尾瀬にむかう車で道路は渋滞になってしまった。やっとの思いで鳩待峠に到着すると雨がジャンジャンふってきた。鳩待山荘に素泊まりしようとかおもい聞くと6900円もすると言う。しかも駐車場代は一日2500円だ。Kが得意のスマイルで駐車場のおじさんに「泊まるかどうかまよっているんですぅ」と相談すると、おじさんは「鳩待山荘?山小屋だよ、相部屋だよ、こんなとこ泊まるんだったら下に降りて温泉のある民宿に泊まったほうがいい。俺がいいところ教えてやるよ。」と言ってなんと民宿までを紹介してくれたのである。しかし時間はすでには5時を過ぎている。だめもとで電話をするとすると「OK」の返事。5時40分に到着。温泉であせを流したあと、迷い箸するような料理に舌鼓を打ち、夢心地のうちに眠りについた。

<5/4>
どうやら今日も天気はわるいらしい。とりあえず鳩待峠の駐車場下の路肩に路上駐車し、装備をまとめて山の鼻めざして歩く。このころからシトシト雨がふってくる。一般観光客の姿もちらほらみえる。スキーを背負い、山道を歩き、約1時間で山の鼻に到着。テントは我々の他に一張りだけ。時期をはずすとこんなもんかいというくらい静かである。夜になるとはげしい雨降りになってきた。
 
山の鼻は静か 誰もいない尾瀬ヶ原

<5/5>
あさから小雨がパラパラとふっているが、午後には回復しそうな気配だ。しかしなかなか回復しない。至仏山荘の休憩室でしばし時間をつぶす。中高年の夫婦が入ってきて「なにか食べる物はありますか(販売してますかという意味)」と日焼けした管理人風情のおっさんに問うと「何もない」というそっけない返事がかえってきた。。しかし厨房ではわかいバイトの兄やんたちがチャーハンを作っていた。あるやんけ〜こらあ。3時ごろに天気は回復。だれもいない尾瀬が原を二人で散歩をした。♪♪静かな尾瀬。遠い空。♪♪

<5/6>
朝から快晴である。今日は至仏山からのスキー滑降だ。ウキウキしながらネギラーメンを食べ、支度をする。ムジナ沢を直接登ることにするが、ルートの目印になるものは何もない。トレースは前日の激しい雨で全て消えてしまっているようだ。しばらくムジナ沢を詰めたあと、左側の尾根に乗り、ぐんぐん高度をかせぐ。振り返るとひうちが岳が尾瀬ヶ原をはさんで大きくそびえ立っている。
 
超豪華な晩餐会 ムジナ沢の斜面を望む シール歩行で着実に稼ぐ
天を目指してアタック! 眼下に広がる尾瀬ヶ原の絶景 至仏山頂に到着

ムジナ沢上部のきつい登りの後、左側の尾根に乗り、鳩待峠からの道と合流した。なんとこちら側はすでに雪が溶けており、露出した木の階段を登って至仏山頂上に到着。鳩待峠からの登山者、山スキーヤーが7人ほどいた。見慣れない上越の山々を方位盤を頼りに見ながらおもわず「よく来たなあ」とつぶやく。しばしの休息後、いよいよ大滑降のはじまりだ。雪はすこし重くなってきているが、気にしない。歓声をあげて大斜面にとびこむ
 
 
ザラメ雪を歓声をあげて滑る ガンガン飛ばす 滑り終えてほっと一息

自分だけのシュプールを刻み、あっという間に山の鼻に到着。ひうちヶ岳は滑降できる斜面が裏側なので今回はキャンセルすることにする。クリームシチューで豪華な昼食を楽しみ、いざ鳩待峠へ。入山した時に比べて雪が融けている。さっそくスキーを担ぐ羽目に。苦しい1時間半の歩きを終えて鳩待峠に到着。
早速入山時にお世話になったみよしの旅館に電話する。しかしおばあちゃんしかいなく、泊まれるかどうかわからないという。とりあえず風呂にだけ入らしてもらい、帰宅した主人にどこか泊めてくれそうなところはないかと聞くと近所の千代田旅館を紹介してくれた。6時頃に転がり込んだが、快く受け入れてもらい,ビールとおいしい食事で尾瀬の印象が一層よくなった。
 
 
お世話になった千代田旅館 天気はド快晴だ! 水芭蕉
のどかな田園風景が広がる 高速からみえる妙義の山々

<5/7>
朝、旅館の女将におしえてもらった水芭蕉園に足を運ぶ。水芭蕉園からは男体山が見えた。しばし風景を楽しんだあと、名古屋までの道を高速で激走。だが、いきなり接続を間違えて谷川岳のほうにむかってしまう。おいおい、と思いつつ一度下に下りるとふもとは穏やかな陽気であった。
やっぱし尾瀬は遠かったわい。♪♪静かな尾瀬。でも遠い尾瀬。♪♪ 疲れた〜。
 



ホームに戻る