山男の昼ごはん
椎名誠の本に昼飯に何が出てくるかと期待していたらビニール袋に お菓子をつめているものを手渡されガックリしたという下りがあったが、あれを読んで「これ、うちの大学といっしょやんけ。」と思った奴は多いはず。そう、われらの昼飯は 行軍するための食事なのだ。ビニールシートを敷いてのんびりお食事なんて山では経験ない!


学生編
お昼ごはん 解説


定番だったカロリーメイト

当時はチーズとフルーツ味しかなかったが、喉が渇いている時にあの 粉っぽい食べ物は地獄。途中で苦しくなる。しかもザックの中で砕けているのでスプーンですくって食べるのだあ。合宿でもほとんど手をつけず下宿の冷蔵庫に山のように入っていた。月末になるとよく下宿で食べた。チョコ味が登場してからはチョコ専門である。それにしてもあの粉っぽいのなんとかならんのかのぉ〜


フレンドベーカリー

フレンドベーカリ(チョコ味)。5枚パックであったと記憶している。 包み紙も茶色なのでザックの中で砕けてチョコチップと間違えて口に入れたことが何度もある。こぼれた ガソリンの味がするフレンドベーカリも食べたことがある。こんな味でも食べたのは捨てると他に食べるものがなかったから。嗚呼、飢餓地獄。

ビスコ

粉っぽさはカロリーメイトといい勝負だが、クリームサンドですこしすくわれる。子供のころを思い出しながら食べる。満腹度は低い。 砕けると最悪。もともとが小さいのでほとんど粉しか残らない。

チョコパイ

購入したときはふっくらとしておいしそうなのに合宿後半になるとほとんとつぶれており、 食感は激減。暑いとどろどろになるのでスプーン(なぜかマシーンと呼ばされていたが)でスクって食べる。

ベビースターラーメン

おいしいけど、満腹にはならない。いろんな味があるが チキンがやっぱり最高。焼きそば味が学生時代に登場したが正直申し上げてあまりおいしいとは感じませんでした、はい。


ピーナッツセンベイ

してピーセン。いまはおそらく絶滅してるはず。これも嫌いだった。じいさんばあさんが番茶と一緒に食べるようなお菓子で、合宿後半には他の菓子同様に粉々に。袋のそこからピーナッツを拾って食べたのが懐かしい。

つまみサラミ

コンビニでよく売っているのつまみのサラミ。口直しにはもってこいである。 単価は高い。2mmくらいにスライスしてあぶって食べてもおいしい(むなしい)

スニッカーズ

この商品まだあるのかなあ?とにかくアメリカンな菓子で中にキャラメルが入っていた。夏はどろどろでこれが喉に痛い。冬は歯が折れそうなくらい硬くなる。部員の虫歯を増加させたということで A級戦犯扱いらしい。

小魚ナッツ

小さい袋に分かれた小魚とナッツのお菓子。小魚の甘味が好きだった。いまでも時々活用。

みずようかん(夏限定)

ちょっとかさばるがこれがうまい。小豆パワー で頑張ることが出来る。意外と日持ちする。普通のようかんはのどが詰まるので苦手。

魚肉ソーセージ

学生時代よくメニューに入っていた。満足感とぼしくかさばるので社会人になってからは廃止。まだサラミのほうが味がありよい。

練乳

食後の紅茶に混ぜればミルクティーに、氷にかければかき氷に、そのまま飲んでも糖分の補給にとすばらしいを活躍をする一品。ただし山行中に使い切らないと 日常生活での出番はない。

こんにゃくゼリー


この食感最高です。普通のゼリーよりもよい。かさばるのと重いのが難点であるが、このおいしいさはお薦め。
学生時代は部(軍?)の方針で休憩時間(一本と呼ぶ)の間レーションと呼ばれる 行動食を少しずつ食 べてることになっていた。行動食といっても実際はアメリカ陸軍放出品を食べていたわけではなく,スニッカーズやベビスターラーメンなどのお菓子を食っていただけ。 皆パッキングの時にグイグイ圧力を加えるのでチョコパイはペッチャンコ、カロリーメイトは粉末になり、それを スプーンですくって食べるというありさまだった。まさしくエサ。

社会人編

社会人となり山を再開したものの、 長年の習慣とは恐ろしいものである。何度かいわゆるお昼の時間にラーメンを作ってたべてはみたがやっぱし50分歩いて10分休憩する間に水もしくは麦茶をのみながらお菓子をポリポリ食べるのが一番自分に合っていることが分かり、時間の十分とれる日帰り山行以外は基本的に 学生時代のスタイルを踏襲。ただしスニッカーズはもともと嫌いだったので廃止し、そのかわりにビスケット系を増やした。チョコレート系を増やすとどうしても味に変化がなくなる。このあたりが課題である。
現時点で一番参考になるのはここでも小池すみこさんの山で食べる(山と渓谷社)という本かな。
画像と山行LINK お昼ごはん
解説
煮込みかれーうどん(にんにく入り)
学生のときはあまり日帰り山行をしなかったのでいわゆる昼飯はすべてレーションで事足りていたが、社会人になってから日帰りが多くなった。かれーうどんは学生のとき朝飯のメニューにもあったがやはり昼飯に具を適当に入れて食べるのがよい。カレーの粉は半分が丁度よい。全部入れると濃すぎて喉が渇いちゃうヨ。
三十三間山サンド
(フランスパン利用)
基本路線は横山岳サンドと同じである。三十三間山サンドは普通のハムを利用。コーンマヨネーズを使っている。まあ、ようはなんでもいいんですけど・・・
三嶺ラーメン
ただの塩ラーメン。何の具はないけどとりあえず粉々ではない(笑)こんなシンプルな昼飯もあるよ。
魚肉そーセージサンド
(フランスパン利用)

ベーコンとマヨネーズのシンプルなサンド。やっぱりマヨネーズが一番合うかな。これは縦走の時の行動食として利用した。お菓子ばかりだと気分もブルーになるし。
具たくさん豚汁
これは初心者を日帰り山行に誘うときの定番。もちろん季節は冬。具はあらかじめ家で切り湯通しをしておいたほうが早くできるし良い。味がよければ山の印象もUPのはず(?)


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